アキサポ事業部(買取)
仕事の概要・意義

アキサポ事業部の買取営業は、空き家の買取から付加価値をつけた販売までの一連の流れを担います。他の事業部とは異なり、主に空き家所有者様からのお問い合わせに対応するtoCのインバウンド営業が基本です。
お問い合わせの多くは、空き家や相続不動産を「どうしていいかわからない」という所有者様から寄せられます。不安を受け止めながら、不動産としての価値とリスクを冷静に見極め、収益が見込める物件を買い取ります。所有者様・社会・自社が三方よしの形になるよう、あくまでビジネスとして成り立たせることが、この仕事の意義です。
相続不動産とは?
相続によって引き継がれた不動産のこと。住む人がいなくなり空き家になるケースや、複数の相続人の間で話がまとまらないケースが社会問題になっている。相続税の支払いのために売却されることも多く、権利関係の整理など、通常の物件以上に専門的な対応が必要。
業務の流れ
1. 問い合わせ対応・初期ヒアリング
アキサポ事業部の仕事は、電話やWebからの問い合わせ対応から始まります。所有者様の相談内容に寄り添いながら、対象物件の現在の状態から過去の経緯まで詳細な情報を引き出します。
所有者様は不動産や空き家に不慣れな方が多いため、相手の知識に合わせてわかりやすく話し、威圧感を与えない対応が求められます。
2. 査定・仕入れ判断
ヒアリング内容をもとに、工事費用と想定販売価格を試算し、仕入れ価格を検討します。権利関係などのリスクも精査し、査定と仕入れの判断をします。
査定結果を所有者様にお伝えし、価格や売却の流れについて条件のおおよその合意が得られたら、より詳細な調査に進みます。
3. 現地・役所調査、契約準備
実際の物件を訪問し、建物の詳細な状態を確認します。地方物件の場合は出張になります。建物の状態確認と並行して、登記情報・法的制約・過去の経緯も調査・確認します。
得た情報をもとに収益性の試算と契約条件の見直しを行い、契約準備を進めます。
4. 契約・仕入れ決済
最終的な条件で所有者様と合意が取れたら、契約の手続きと仕入れの決済を進めます。社内別部署や司法書士、金融機関など複数の関係者と連携しながら慎重に進行します。
決済完了で所有者様の悩みは解消されますが、空き家の課題解決はここからが本当のスタートです。
5. バリューアップ業務
修繕・残置物の撤去・解体など、物件を販売できるように工事を手配します。想定販売価格を踏まえ、利益を確保できる最適な工事内容と費用を検討します。物件の状態や立地などの条件によって、なにに、どれだけの費用をかけるかは毎回異なります。
残置物とは?
以前の所有者や住人が残していった家具・家電・ゴミなどのこと。特に相続された物件や空き家で多く発生し、仕入れの現場では日常的に遭遇する。勝手に処分するとトラブルになるため、売買契約の中で処分に関する取り決めを交わしたり、撤去費用を仕入れ価格に織り込むなどの対応をおこなう。
6. 販売問い合わせ対応・条件交渉
販売準備が整った物件は社内別部署がポータルサイト等に掲載し、問い合わせ対応と条件交渉は仕入れ担当営業が行います。物件の背景や条件を責任を持って正しく伝え、納得感のある形で次の担い手へ引き継ぐまでをやり切ります。
得られるスキル・経験
skill01非対面でも信頼を築くコミュニケーション力
この仕事は電話やWebといった非対面のやり取りから始まります。相手に安心感を与えながら的確に情報を引き出す必要があるからこそ、営業スキルの核ともいえる純粋な会話の技術が磨かれます。
skill02複雑な案件を解決に導く進行力
権利関係が複雑だったり、相続など込み入った事情を抱えていたりする空き家も少なくありません。士業や行政など複数の関係者と連携しながら課題を整理し、状況を俯瞰して案件を前に進めることで、プロジェクトマネジメント力が身に付きます。
skill03高速でPDCAを回して改善につなげる力
空き家事業(アキサポ)は立ち上がって日が浅く、空き家業界自体もまだ発展途上であり、テクノロジーの進化も追い風に、変革の余地が多く残されています。より早いサイクルで振り返りと改善を繰り返し、常にやり方を変化させ続けています。高速でPDCAを回せる環境だからこそ、仮説思考力や失敗から学ぶ力が身につきます。
求められるスタンス
収益性をシビアに見極める
空き家の売買では、周囲に他の建物がなくて相場がわからなかったり、近しい売買事例がないことも多く、ビジネスとして成立させるために限られた情報の中で仮説を立て、収益性を見極める必要があります。そうした判断を繰り返すことで、自分の頭で考えて判断する力が養われます。
顔が見えない状態でも安心感を与える
所有者様の多くは不動産に不慣れな個人の方で、問い合わせ時点では「どうしたらいいかわからない」という不安を抱えています。電話やWebといった非対面のやり取りの中でも安心感を与え、「この人になら詳しく相談したい」と感じてもらう必要があります。
丁寧さと慎重さが求められる仕事であり、お客様の話にじっくり耳を傾けるスタイルが、この仕事では求められます。
空き家問題の厳しい現実と向き合う
長期間放置されている、権利関係などで複雑な事情を抱えた空き家も少なくありません。現地調査では、そうした空き家の厳しい現実と直接向き合うことになります。社会貢献性だけでなく、深刻に悩む所有者様と向き合う重さもある仕事です。だからこそ、課題を解決できたときのやりがいは非常に大きいです。
1日の流れ
始業
メールや顧客システムを確認。所有者様からの新規問い合わせや進行中案件のステータスを整理します。問い合わせの内容や件数によってその日の優先順位を柔軟に組み替えます。
チーム内共有・相談
判断が難しいケースや対応に迷う案件について上司に相談。過去事例やエリア特性(自治体ルール等)を踏まえて、チームで最善の対応を検討します。
問い合わせ対応・ヒアリング
電話やWebを通じて所有者様に対応します。物件情報だけでなく、これまでの経緯や困りごと、今後の希望を丁寧にヒアリングし、信頼関係を築きます。
ランチ
オフィス周辺で昼食。予定が合えば、同僚とランチすることも多いです。業務だけでなく、プライベートのことも話しながらリフレッシュして、午後の業務対応に備えます。
査定・事業検討
ヒアリング内容をもとに修繕費用や販売価格を試算し、事業として成立するか慎重に検討します。単なる価格算出ではなく、ビジネスとして継続可能な形を見極めるプロの判断が求められます。
出張準備・資料精査
現地調査は出張時にまとめて行うため、次回の出張に向けた準備を行います。役所調査の事前予約や登記情報の確認、現地での確認項目をリストアップし、見落としがないよう精査します。
査定相談・業務報告
査定結果を上司と共有し、見落としやリスクがないかを確認します。所有者様への提案内容と次のアクションを固めます。
終業
翌日の業務(または出張直行)に備えてタスクを整理し、退社。長時間働くことよりも、限られた時間で成果を出す働き方を重視するカルチャーです。
出張と現地調査について
アキサポの買取事業では、北海道から九州まで全国の物件を対象としています。月に1~2回程度、数日間の出張があり、実際の物件を訪問して建物の詳細な状態や法的制約、周辺環境を自分の目で確認します。
普段は電話やWebでやり取りしている所有者様と直接お会いできることや、その土地ならではの文化や食に触れられることも、全国を舞台にするこの仕事ならではの魅力のひとつです。










